先生方のご紹介

当会が特にお世話になっている
3名の先生方のご紹介です。

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野村万作先生

野村 万作 (のむら まんさく)

1931年6月22日生 B型 東京都出身。

重要無形文化財各個指定保持者(人間国宝)。文化功労者。日本芸術院会員。2023年、文化勲章を受章。

祖父・故初世野村萬斎及び父・故六世野村万蔵に師事。3歳で初舞台。早稲田大学文学部卒業。「万作の会」主宰。

軽妙洒脱かつ緻密な表現のなかに深い情感を湛える、品格ある芸は、狂言の一つの頂点を感じさせる。国内外で狂言普及に貢献。ハワイ大・ワシントン大では客員教授を務める。

狂言の技術の粋が尽くされる秘曲『釣狐』に長年取り組み、その演技で芸術祭大賞を受賞。その他、観世寿夫記念法政大学能楽賞、松尾芸能賞、紀伊國屋演劇賞、日本芸術院賞、紫綬褒章、坪内逍遥大賞、朝日賞、長谷川伸賞、旭日小綬章、中日文化賞、ニューヨーク・ジャパンソサエティ賞等、多数の受賞歴を持つ。02年早稲田大学芸術功労者、08年練馬名誉区民。

『月に憑かれたピエロ』『子午線の祀り』『秋江』『法螺侍』『敦-山月記・名人伝-』等、狂言師として新たな試みにもしばしば取り組み、現在に至る狂言隆盛の礎を築く。

2011年より練馬文化センター名誉館長。

後進の指導にも尽力する。

 

早稲田大学在学中に「狂言研究会」を設立。

早稲田大学演劇博物館の創立70周年にあたる1998年より、早稲田大学OBの後援で「名古屋万作を観る会」を毎年開催している。その経緯は2019年米寿記念に出版した著作『狂言を生きる』(朝日出版社刊)でも触れられている。

2010年より毎春、万作一門が出演する「早稲田狂言の夕べ」が大隈講堂で開催されている。

野村萬斎先生

野村 萬斎 (のむら まんさい)

1966年4月5日生 B型 東京都出身。

祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。

重要無形文化財総合指定者。3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。

「狂言ござる乃座」主宰。

国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『敦-山月記・名人伝-』『マクベス』『子午線の祀り』「能 狂言『鬼滅の刃』」『ハムレット』をはじめ、古典の技法を駆使した作品の演出など幅広く活躍。

23年には全国共同制作オペラ 喜歌劇「こうもり」演出、石川県で開催された国民文化祭「いしかわ百万石文化祭2023」で開閉会式総合ディレクターを務めるなど、現在の日本の文化芸術を牽引するトップランナーのひとり。

現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。

94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。

芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞等、受賞多数。18年、演出・主演舞台『子午線の祀り』で毎日芸術賞千田是也賞を受賞。作品は読売演劇大賞最優秀作品賞にも輝いた。

21年、観世寿夫記念法政大学能楽賞、22年、松尾芸能賞・大賞受賞。

2002~2022年3月 世田谷パブリックシアター芸術監督を務めた。東京藝術大学客員教授。

2021年4月より石川県立音楽堂邦楽監督、公益社団法人全国公立文化施設協会会長。


平成元(1989)年~平成十一(1999)年、共立女子大学・東京女子大学・お茶の水女子大学・成城大学の狂言研究会を指導。

「狂言ござる乃座」では1987年の初開催時より、早稲田大学狂言研究会を含む 「六大学狂言研究会連絡協議会」(六狂連)が後援となっている。

狂言の普及に力をそそぐ中で学生サークルの活動を重要視しており、現在も六大学狂言研究会連絡協議会の監修を勤めている。

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中村修一先生

中村修一(なかむら しゅういち)


1989年1月18日生 O型 京都府出身。

野村万作に師事。能楽協会会員。98年入門、00年『業平餅』稚児役で初舞台。

慶應義塾大学法学部卒業。9歳で入門後、『魚説法』『太鼓負』などに出演。16年『三番叟』『奈須与市語』、20年『釣狐』を披く。「狂言このあたり乃会」同人。松尾塾伝統芸能、庄内能楽館の狂言教室を指導。


早稲田大学・共立女子大学・東京女子大学の狂言サークルを指導している。